

農業は原料を加工して商品を生産する製造業とは根本的に異なり、自然の恵みを利用して「食糧」を生み出す重要な産業です。加えて、環境保全、景観維持等多面的な機能をも有しています。しかし、近年の農業は増収を追求するために、過剰な化学肥料を投入し、連作を重ねています。
その結果、土壌の物理性、化学性、生物相のバランスが崩れ、生理障害や土壌病害が多発して作物そのものの品質や収量の低下を招いているだけでなく、表土流亡や塩類集積といった土壌の荒廃や環境汚染の原因にもなっています。また、農産物輸入が増加するなかで農業者の高齢化、後継者不足も深刻な問題となっています。現在、日本の食糧自給率はカロリーベースで40%を切っており、このままでは国民生活の重要な基盤である「食」の自給権を失いかねません。
日本のように水の豊かな国は、その豊富な水資源を利用して作物を作り、自給率を上げることが真の国際貢献と言えるのではないでしょうか。近い将来、発展途上国を中心とした急激な人口増加により、食糧需要が急増し、国際相場の値上がりが予想されています。また、生産に大量の水を必要とする農産物を輸入するということは、その水を輸入することと同じことであり、豊富な水資源を有する日本が大量の農産物を輸入し続けることは、世界の水飢饉を加速することを意味します。このように様々な角度から、農業が21世紀の主要産業になることは間違いないと確信しています。

イシグロは真の農業生産システムの提供を通じて、生活者が求める安全性が高く、滋養豊かで品質の良い農産物の生産をサポートします。そして、日本の農業が抱えるさまざまな問題に、農業経営者の皆様と共に取り組み、夢の持てる永続可能なアグリビジネス「未来派農業」を実現したいと考えています。「未来派農業のトータルサポート」それが私たちの仕事です。